優良企業であるアクセンチュアは、コロナ禍でも力強く成長しています。大型株にも関わらず、20年3月の底値から50%近くも高騰していますね。では、コロナ後も成長する事が確実ならば、アクセンチュア株に投資した方が良いのでしょうか?
- 「コロナ禍でも強く、20年3月から株価は50%も増えた…」
- 「アクセンチュアは優良企業で、毎年着実に利益が増えている..」
- 「21年1月時点でPERは30倍だが、優良なら購入するべきか…」
アクセンチュアの授業員は世界で48万人、拠点は56カ国200都市に進出する超大手企業です。ITに特化したコンサルタントとアウトソースで売上を立てていますね。オフショア開発にも強く、コストを意識したシステム開発が強みです。
個人的には、アクセンチュア株は保有したい銘柄のひとつです。
なぜならば、世界的に知名度が高く、世界中の顧客にITサービスを提供してるからです。コロナ禍でもシステム開発の需要は高く、力強く成長できることが証明されました。毎年着実に利益やCFを積み上げ、堅実な経営は高く評価できます。
しかしながら、アクセンチュアはすでに割高水準で、これから新規購入は適切ではありません。21年1月のPER30倍は、適切な買い時とは言えないですね。アクセンチュアに投資する際には、タイミングを見る必要があります。
- アクセンチュア直近の4半期決算(20年12月〜21年2月)は?
- アクセンチュアの過去10年間の売上高や営業利益は?
- コロナ禍でも順調に成長してるが、PER30倍は割高なのか?
▼▼21年2月に資産が2700万円を超える▼▼

32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年2月時点の資産は2700万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
将来的に、会社員の経済的自由獲得をサポートする仕事をしたいと思っています。なぜならば、20代の頃に私自身がお金と時間がなく苦労したからです。そのため、投資や副業で相談があれば、気軽に問い合わせやコメント頂けると幸いです。
記事の内容を簡単に知りたい
アクセンチュア(ACN)の四半期決算は?

アクセンチュアの四半期の決算を紹介します。
20年3Q決算(2020年5月30日)
- 売 上 高 :109.9億ドル(前年比−1%)
- コンサルタント:59.9億ドル(−4%)
- アウトソース:49.9億ドル(+3%)
- 営業利益:17.1億ドル(−1%)
- 純 利 益 :12.5億ドル(−2%)
- 1株利益:1.9ドル(−2%)
20年3Qの決算は、売上高も営業利益も横ばいでした。
しかしながら、コロナ禍の決算だった事を考えると好調だと言えますね。実際にアナリストの事前予測を超える結果を残しています。
アクセンチュアの授業員は世界で48万人、拠点は56カ国200都市に進出する超大手企業です。ITに特化したコンサルタントとアウトソースで売上を立てていますね。日本市場では、大手SIerであるNTTデータや日立のIT部門がライバルです。
オフショア開発にも強く、コストを意識したシステム開発が強みです。
20年4Q決算(2020年8月31日)
- 売 上 高 :108.3億ドル(前年比−2%)
- コンサルタント:56.8億ドル(−8%)
- アウトソース:51.5億ドル(+6%)
- 営業利益:15.4億ドル(−2%)
- 純 利 益 :13.0億ドル(+13%)
- 1株利益:1.99ドル(+14%)
21年1Q決算(2020年11月30日)
- 売 上 高 :117.6億ドル(前年比+3%)
- コンサルタント:63.3億ドル(−1%)
- アウトソース:54.2億ドル(+8%)
- 営業利益:18.9億ドル(+6%)
- 純 利 益 :15.2億ドル(+10%)
- 1株利益:2.32ドル(+11%)
21年1Qの売上高は前年比3%増で117.6億ドル、営業利益は18.9億ドルでした。過酷なコロナ禍でも、着実に売上や利益を伸ばしている事が分かります。1Qは新規契約金額も前年比+25%と高く、来季も売上が伸びる可能性が大きいです。
EPSもアナリスト予想を常に上回っています。
ただし、21年1月時点でアクセンチュア株を購入するのは難しいですね。なぜならば、PERが30倍を超え割安とは言えないからです。アクセンチュア株を保有する際には、株価が下がるのを待つ必要があります。
21年2Q決算(2021年2月)
21年2Qは、3月18日に公開予定です。
では、アクセンチュアの売上高や営業利益の10年間の推移はどうなっているのでしょうか?
アクセンチュア(ACN)の10年間の損益計算書は?

2008年に28ドルだったアクセンチュアの株価は、2020年には7.64倍の214ドルまで急成長していますね。アクセンチュアに100万円を投資すれば、764万円まで増えていた事になります。では、過去10年間にどのように成長してきたのでしょうか?
アクセンチュアの損益計算書やキャッシュフローを紹介します。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間で、売上高は順調に右肩上がりに成長しています。営業利益率も少しずつ改善し、営業利益も利益も順調に増加していますね。しかしながら、営業率は14%と高い企業ではありません。
マイクロソフトやグーグルなど、一部の大手ハイテク企業と比較すると低いですよね。しかしながら、アウトソースの同業者であるIBMやHPと比較すると低い水準ではありません。むしろ、途上国でオフショア開発を活用するなど、同業者間での競争力は十分に高い企業だと言えます。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)は安定しています。堅実で安定した経営をしているため、今後もBPSとEPSは緩やかに上昇する可能性が高いですね。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

投資CFは少なく、フリーCF(営業CFー投資CF)は高い水準を位置しています。自己資本比率も49%と上昇傾向にあり、順調にキャッシュを積み上げている事が分かります。
アクセンチュアのビジネスモデルは、設備投資が少ないです。なぜならば、大手クライアントの依頼を受け、案件を受注してからシステム開発を行うからです。設備投資よりもIT人材による投資がメインですね。研究開発も発生せず爆発的な成長もないが、堅実な経営基盤があると言えます。
では、私たち投資家はどのように投資判断をすれば良いのでしょうか?
アクセンチュアに投資する上で注目ポイントは?

アクセンチュアに投資する上で、注目すべきポイントを紹介します。
注目1:業界別の売上高でコロナの影響度が分かる?
クライアント業種 | 売上高 | 前年比 |
---|---|---|
通信・メディア・ハイテク | 21.9億ドル | −2% |
金融 | 21.3億ドル | −3% |
ヘルスケア・公共 | 20.1億ドル | 11% |
製造・小売 | 29.9億ドル | −3% |
電力・石油・化学 | 16.6億ドル | −6% |
アクセンチュアは、コロナ環境下でも売上高が横ばいでした。売上高を落としていない理由は、バランス良く全業種に事業展開しているからです。また、事業別の売上高を見れば、業種別のコロナの影響度を図るひとつの指針になります。
今回のコロナ危機で最も影響を受けたのは、電力や石油関連などのエネルギー関連ですね。意外にも、製造業や小売業界のIT部門は影響が小さいです。また、4つの事業が赤字でも、ヘルスケアや公共部門はそれを補うほど好調だと言うことも分かります。
つまり、ヘルスケアや公共部門に強いIT企業は、大きく業績を伸ばしている可能性が高いですね。また、IT業界の業界全体で言えば、コロナ環境下でもマイナス成長ではない事も分かります。
注目2:世界拠点は58カ国で右肩上がりに成長してる?
アクセンチュアは、世界にバランス良く事業展開しています。
授業員数は世界で48万人、拠点は世界56カ国、200都市に進出しています。地域別の売上高を見ると、北アメリカ、ヨーロッパ、途上国で全ての売上高が右肩上がりに成長していますね。ただし、経済が低迷しているヨーロッパでは、2018年以降の成長率は低いです。
全世界でバランス良く事業展開しているため、経済危機が起きても安心感がありますよね。2008年の金融危機の時は、先進国の成長率が著しく鈍化しました。しかしながら、中国や東南アジアなどの途上国が、世界経済を牽引していた時期もあります。
コロナ危機が収まれば、経済が強い北米と途上国の売上高が再び増加する事が予測できますね。
注目3:売上高は329億ドルで世界で5番目のIT企業?
日本市場では、アクセンチュアの知名度はそこまで高くはありません。しかしながら、世界的には売上高の上位5社に入るほど存在感があります。1位のIBMの売上高は799億ドル、アクセンチュアは329億ドル(3.61兆円)を上げています。
日本市場でのアクセンチュアの立ち位置は、10番手前後と上位ではありません。業界トップには、富士通やNEC、日立製作所、NTTデータなど大手SIerが占めています。
アクセンチュアは、日本法人の売上高を公式に公開していません。あるサイトによると、2016年度の日本市場の売上高は1650億円だったと言います。全世界の売上高の4%しかないが、5年前と比較して1.5倍に増えたとも言います(参考:アクセンチュアが売上額成長率で3年連続の1位)。
日本や中国などのアジア圏では、まだまだアクセンチュアの伸び代は高いと言えます。
注目4:株価の伸び率は過去10年でマイクロソフトと同じ?

アクセンチュアは、日本ではあまり目立たない銘柄ですよね。
アップルやマイクロソフトやグーグルなどのハイテク企業と比較すると地味です。しかしながら、過去10年間の株価のパフォーマンスは、マイクロソフトと同レベルです。2008年の底値でアクセンチュア株を購入すれば、10年で10倍に増えていた事が分かります。
期待値が大きい株価ほど、適正価格との乖離が大きいですよね。GAFAMのような目立つ銘柄よりも、地味に成長している企業の方が割安価格で購入する事ができます。
▼▼21年2月に資産が2700万円を超える▼▼

32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年2月時点の資産は2700万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
将来的に、会社員の経済的自由獲得をサポートする仕事をしたいと思っています。なぜならば、20代の頃に私自身がお金と時間がなく苦労したからです。そのため、投資や副業で相談があれば、気軽に問い合わせやコメント頂けると幸いです。
投資家はアクセンチュア株を購入するべきか?

個人的には、アクセンチュアは長期で保有したい銘柄のひとつです。
売上高が右肩上がりに増えている、バランス良く事業別に展開したり世界中に拠点があるため魅力的な投資だと言えます。また、アジア圏はまだまだ成長余力があるため、今後も売上高を伸ばす事が予測できますね。また、堅実で健全な経営基盤があるため、コロナのような危機にも強い事が証明されました。
ただ、マイクロソフトやアマゾンのクラウドビジネスと比較すると、成長率や営業利益率は見劣りしてしまいますね。アウトソーシングと比較すると、次の点でクラウドビジネスは魅力があります。
- 売上高成長率が30〜40%で伸びている
- 営業利益が30〜40%で、利益を出しやすいビジネスモデル
- 先行投資と規模が大きいほど有利で、新規事業者が参入できない
- データセンターを遠隔で提供するだけで、海外展開が容易にできる
堅実的に成長しているアクセンチュアに投資するのは魅力です。しかしながら、クラウド市場が右肩上がりで成長している間は、他の銘柄を購入するのは難しそうです。
参考:マイクロソフトMSFTの四半期決算|Azureが59%高で増収増益?
まとめ:アクセンチュア(ACN)の四半期決算は?

- 業界別の売上高を見れば、業界全体のコロナの影響度が分かる
- 世界拠点は58カ国で、世界中で売上高を上げている
- 売上高は329億ドルで、世界で5番目に大きいIT企業である
- 10年間の株価の伸びは10倍近く、マイクロソフトと同水準である
アクセンチュアの授業員は世界で48万人、拠点は56カ国200都市に進出する超大手企業です。ITに特化したコンサルタントとアウトソースで売上を立てていますね。オフショア開発にも強く、コストを意識したシステム開発が強みです。
個人的には、アクセンチュア株は保有したい銘柄のひとつです。
なぜならば、世界的に知名度が高く、世界中の顧客にITサービスを提供してるからです。コロナ禍でもシステム開発の需要は高く、力強く成長できることが証明されました。毎年着実に利益やCFを積み上げ、堅実な経営は高く評価できます。
しかしながら、アクセンチュアはすでに割高水準で、これから新規購入は適切ではありません。21年1月のPER30倍は、適切な買い時とは言えないですね。アクセンチュアに投資する際には、タイミングを見る必要があります。
アクセンチュアのライバル企業は、世界的にシステム導入をサポートするIBMです。IBMはハードウェア系に強く、近年はクラウド事業に集中しています。
参考:IBMの四半期決算|コロナでもクラウドは伸び悩み減収減益?
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
では、私たち会社員が株式投資で資産を増やすにはどうすれば良いのでしょうか?
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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