コロナによる都市封鎖で、最も恩恵を受けている銘柄のひとつですね。20年4月のコロナ以降に、アップルの株価は2.2倍も高騰しています。しかしながら、コロナが終息する21年以降も、アップルの好調は維持できるのでしょうか?
- 「コロナから成長が加速し、株価は2.2倍にも急騰した…」
- 「MacとiPadは巣篭もり特需で、前年比+30%で売れている…」
- 「5G対応のiPhoneは、中国でどれくらい売れるのか…」
アップル株は、コロナ禍で最も恩恵を受けている銘柄のひとつです。都市封鎖でリモートワークに移行したことで、MacやiPad製品を導入する企業や学校が増えたからです。コロナ禍では、前年比+46%でタブレット端末が売れましたね。
個人的には、アップル株は長期で保有したい銘柄のひとつです。
なぜならば、高い利益率のアップル製品に加えて、サービス主体のビジネスに移行するからです。サービス部門の粗利益率は60%と高く、成功すればより高利益率になります。アップル製品は製造業の中で高い利益率だが、それでも粗利益率は30%に止まります。
ただし、21年以降のアップルの業績を予想するのは難しいです。
なぜならば、北米と欧州の経済活動再開でタブレット製品の売上が落ちる中で、中国では5G対応のiPhoneが好調だからです。20年4Qは中国の売上は前年比−29%だったが、21年1Qでは+56%で大きく反発しています。
個人的には、中国の5Gスマホの販売が成長を牽引し、21年以降も力強く伸びると思っています。また、20年の製品販売増はサービス部門を押し上げるため、長期的にも楽観視できますね。
ただし、20年2月時点でPER36倍と割高な点に注意が必要です。
- アップル直近の4半期決算(2020年9〜12月)は?
- アップルの過去10年間の売上高や営業利益は?
- 20年4月のコロナ以降、アップルの好調はいつまで続くのか?
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32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年2月時点の資産は2700万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
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記事の内容を簡単に知りたい
アップル(AAPL)の四半期決算は?

アップルの四半期の決算を紹介します。
20年2Q決算(2020年3月30日)
- 売 上 高 :583.1億ドル(前年比+1%)
- 製品部門:449.7億ドル(−3.4%)
- iphone:289.6億ドル(−6.7%)
- Mac: 53.5億ドル(−2.9%)
- ipad: 43.7億ドル(−10%)
- ウェアラブル等:62.8億ドル(+22%)
- サービス部門:133.5億ドル(+17%)
- 営業利益:128.5億ドル(−4.2%)
- 純 利 益 :112.5億ドル(−2.7%)
20年3Q決算(2020年6月30日)
- 売 上 高 :596.8億ドル(前年比+10%)
- 製品部門:465.2億ドル(+9%)
- iphone:264.1億ドル(+2%)
- Mac: 70.7億ドル(+21%)
- ipad: 65.8億ドル(+31%)
- ウェアラブル等:64.5億ドル(+16%)
- サービス部門:131.5億ドル(+14%)
- 営業利益:130.9億ドル(+13%)
- 純 利 益 :112.5億ドル(+12%)
- 希薄化EPS:2.58ドル(+18%)
20年4Q決算(2020年9月30日)
- 売 上 高 :647億ドル(前年比+1%)
- 製品部門:501億ドル(−3%)
- iphone:264億ドル(−21%)
- Mac: 90億ドル(+29%)
- ipad: 68億ドル(+46%)
- ウェアラブル等:79億ドル(+21%)
- サービス部門:145億ドル(+16%)
- 営業利益:148億ドル(−5%)
- 純 利 益 :127億ドル(−7%)
- 希薄化EPS:0.73ドル(−4%)
21年1Q決算(2020年12月31日)
- 売 上 高 :1143億ドル(前年比+21%)
- 製品部門:956億ドル(+20%)
- iphone:264億ドル(+23%)
- Mac: 90億ドル(+21%)
- ipad: 68億ドル(+41%)
- ウェアラブル等:79億ドル(+29%)
- サービス部門:157億ドル(+23%)
- 営業利益:335億ドル(+31%)
- 純 利 益 :287億ドル(+29%)
- 希薄化EPS:1.68ドル(+34%)
1Qの売上高は前年比21%増で1143億ドル、営業利益は31%増で335億ドルでした。iPhoneの発売が21年1Qにずれ込んだ事で、大幅に業績を押し上げていますね。しかしながら、iPhoneの好調を差し引いても素晴らしい決算でした。
前年比+21%の成長率は、18年4Q以来の高い水準です。
21年1Qの決算で注目すべきポイントは2つあります。ひとつは、中国の5G対応iPhoneが好調で、20年4Qの−29%から+56%に大幅に反発した事です。これが要因でアップルの株価を大きく押し上げています。
一方で、コロナで好調だったMacとiPadの販売高は減速に転じています。これは、リモートワークのピーク需要を脱した可能性が高いですね。
そのため、21年2Qはどちらに動くか予想できないですね。
21年2Q決算(2021年3月…)
21年2Q決算は、4月28日に公開予定です。
では、アップルの売上高や営業利益の10年間の推移はどうなっているのでしょうか?
アップル(AAPL)の10年間の損益計算書は?

2008年に17ドルだったアップルの株価は、2020年には20倍の350ドルまで急成長していますね。アップルに100万円を投資すれば、2000万円まで増えていた事になります。では、過去10年間にどのように成長してきたのでしょうか?
アップルの損益計算書やキャッシュフローを紹介します。
その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

アップルが初代iPhoneを発売したのは2007年です。2007年以降、爆発的にアップルの売上高は増え続けています。2019年の売上高は260億ドルです。以前ほどではないが、営業利益も純利益も年々増加傾向にあります。
営業利益率も25%前後と常に安定しているのが特徴です。
その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)とEPS(1株あたり純利益)は安定しています。1株当たりの純資産が減少している理由は、2013年以降に配当金を出しているからです。ティククックCEOに交代して以降は、自社株買いや配当金など株主に還元する経営方針に変わりました。
その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

アップルの営業CFに占める、投資CFの割合は小さいですね。常に、フリーCF(営業CF−投資CF)は大幅な黒字を維持しています。
しかしながら、他のハイテク株と比較して、研究開発や設備投資が大幅に低いわけではありません。アップルの投資CFは100億ドルを超えています。マイクロソフトやアマゾンは130億ドル前後です。グーグルだけが特出して、200億ドルを超えています。
付加価値が高い製品を販売するアップルは、投資効率が良いビジネスだと言えます。では、アップルに投資する上で、どのような点に注目すれば良いのでしょうか?
アップルに投資する上で注目ポイントは?

アップルに投資するか決める上では、何に注目して判断すれば良いのでしょうか?
注目1:MacとiPadの売上成長率はピークを過ぎた?

製品 | 20Q2 | 20Q3 | 20Q4 | 21Q1 |
---|---|---|---|---|
iPhone | -6.7% | +2% | -21% | +23% |
Mac | -2.9% | +21% | 29% | +21% |
iPad | -10% | +31% | 46% | +41% |
Watch | +22% | +16% | +21% | +29% |
サービス | +17% | +14% | +16% | +23% |
全体 | +1% | +10% | +1% | +21% |
アップルはコロナで最も恩恵を受けている銘柄のひとつです。
コロナ以降の20年3Q(4-6月期)は、MacとiPadの売上の成長が加速しています。都市封鎖で人々が移動できず、学校や会社でリモートワークの需要が増したからです。20年4Qも引き続き好調を維持していました。
しかしながら、21年1QではMacとiPadの業績は落ち始めています。これは、コロナが徐々に終息し、巣篭もり特需のピークを過ぎたからですね。
21年1Qは、iPhoneの売れ行きも好調でした。これは、20年4Qに発売が遅れた分が、21年1Qに持ち越されたからです。しかしながら、発売の遅れを差し引いても21年1Qは素晴らしい決算だったと言えます。
また、製品販売だけでなく、サービス部門の売上を伸ばしてる点も魅了です。
注目2:20年1Qのサービスの成長率は23%に拡大?

今後のアップルの業績を予想する上で、サービス部門の推移は重要です。
なぜならば、アップルはサブスクリプションに経営戦略の舵を切っているからです。CEOのティムクック氏は、19年以降にサービス部門を主軸にすると発表しています。サービス部門の粗利益率は60%と高く、アップル製品の30%よりも高いです。
20年に製品が好調だったことで、サービス部門も+23%に加速しています。
では、地域別の売上高はどうだったのでしょうか?
注目3:中国の売上高は−29%から+56%に拡大?

21年1Q決算で、最も注目すべきは中国向け売上高が大幅に伸びてることです。
20年Q4の中国の売上高前年比−29%から、21年1Qは+56%まで急拡大しています。中国で好調な理由は、5G対応のiPhoneが発売されたからですね。また、中国元高とドル安もアップル製品が売れている理由だと思います。
中国では5Gスマホの買い替えが進み、21年も販売高が増える可能性が高いです。
しかしながら、北米やヨーロッパでは経済活動が正常化する事で、アップル製品の売上が落ちる可能性もあります。そのため、21年2Qのアップルの業績を予想するのは難しいですね。
個人的には、中国の売上が先導して押し上げると思っています。
注目4:世界シェアは3位11.7%でも業界利益は66%?
スマホの世界出荷台数を見ると、アップル製品は世界3位の市場シェアです。
平均所得が高い欧米諸国や日本ではアップル所有者が多く、反対に所得が少ないアジアやアフリカでは低価格のサムソンやファーウェイの人気が高いですね。アップルが低価格帯路線に進むのは、後進国でもユーザーを増やすためです。ユーザーが増えれば、サービスの売上高も伸びますね。
しかしながら、低価格路線が成功するかは不確実性も高いです。
なぜならば、低価格路線に進む事によって、アップル自身のブランド力を低下させるからです。アップルはスマホ市場で11%しかないのに関わらず、業界利益の66%を独占しています。利益率が少ない製造業で、唯一圧倒的なブランド力を保持しているからです。
市場シェアを増やす事に成功できても、市場優位性は確実に薄れる点に注意が必要ですね。
▼▼21年2月に資産が2700万円を超える▼▼

32歳の時に、突発的に会社員を辞めて無収入になります。その1年4ヶ月後に、1人で生活できる最低限の収入をアフィリエイトで得られました。
20年2月から本格的に米国株に参入し、10ヶ月で資産を2.5倍に増やす事に成功します。21年2月時点の資産は2700万円です。ただし、最初から順調だった訳ではなく、会社員時代は10年間も負け続け200万円も損しています。
株式投資は、経済的自由を目的に楽しく取り組んでいます。
将来的に、会社員の経済的自由獲得をサポートする仕事をしたいと思っています。なぜならば、20代の頃に私自身がお金と時間がなく苦労したからです。そのため、投資や副業で相談があれば、気軽に問い合わせやコメント頂けると幸いです。
まとめ:アップル(AAPL)の四半期決算は?

- グロース株から、安定成熟株へ移行段階にある
- サービス部門の売上高の成長率は14%、少し鈍化傾向にある
- アップル製品のシェアは、世界3位で11.7%ある
- 低価格路線は、アップルの競争優位性を長期で低下させる
- 欧米諸国や日本とは対照的に、中国の販売数は伸びていない
アップル株は、コロナ禍で最も恩恵を受けている銘柄のひとつです。都市封鎖でリモートワークに移行したことで、MacやiPad製品を導入する企業や学校が増えたからです。コロナ禍では、前年比+46%でタブレット端末が売れましたね。
個人的には、アップル株は長期で保有したい銘柄のひとつです。
なぜならば、高い利益率のアップル製品に加えて、サービス主体のビジネスに移行するからです。サービス部門の粗利益率は60%と高く、成功すればより高利益率になります。アップル製品は製造業の中で高い利益率だが、それでも粗利益率は30%に止まります。
ただし、21年以降のアップルの業績を予想するのは難しいです。
なぜならば、北米と欧州の経済活動再開でタブレット製品の売上が落ちる中で、中国では5G対応のiPhoneが好調だからです。20年4Qは中国の売上は前年比−29%だったが、21年1Qでは+56%で大きく反発しています。
個人的には、中国の5Gスマホの販売が成長を牽引し、21年以降も力強く伸びると思っています。また、20年の製品販売増はサービス部門を押し上げるため、長期的にも楽観視できますね。
グーグルとフェイスブック、マイクロソフトは、コロナ終息後も好調だと思います。ただし、ピークデジタルを過ぎるアマゾンは悲観的に見ています。
参考:グーグルの四半期決算|21年4Qは前年比23%増でV字回復に成功?
会社員が株式投資で成功できない理由とは?
- 個人投資家で、年収300万円未満は全体の49%を占める
- 個人投資家で、年収500万円未満は全体の73%を占める
- 収入が少ない会社員ほど、自由に使える時間も少ない
- お金があれば、株式投資は下手くそでも成功できる
- お金がないと、王道のインデックスや高配当投資が通用しない
- お金がないなら、リスクを考慮しながら増やす努力が必要になる
- 投資でリスクを取るなら、投資スキルを磨かないといけない
- 株式投資は確率のゲームだから、経験や知識で誰でも上達できる
- 仕事が忙しい会社員は、投資と向き合う時間が絶対的に足りない
会社員が株式投資で勝つのは難しいです。
なぜならば、株式投資で絶対的に必要な「お金」と「時間」の両方がないからです。日本証券業協会の調査によると、個人投資家で年収が300万円未満は全体の49%も占めます。
実は、お金と時間の両方がないと、世に出回っている投資手法の多くは通用しません。なぜならば、投資本や投資手法は、お金かもしくは時間がある事を前提にしているからです。書籍やネット上に投資の攻略法は溢れているが、年収が低い会社員を対象にしていません。
会社員時代に私は10年以上も負け続けていました。その後に、短期間で資産を2.5倍に増やせたのは、投資に集中できる「時間」と「お金」があったからです。
ここで言いたい事は、会社員は株式投資でか勝てないという事ではありません。
私たち会社員はまず、なぜ投資で勝てないのか理解する必要があります。勝てない原因を正しく理解しなければ、根本的な解決策を議論できないからです。会社員が投資で勝てない正体さえ分かれば、後はそれに合わせて戦略を練るだけです。
では、私たち会社員が株式投資で資産を増やすにはどうすれば良いのでしょうか?
21年中盤には、好相場が崩れる可能性がある?

いくつかの幸運が重なり、2017年に会社を辞める機会がありました。
しかしながら、私が選んだ道は決して順風満帆ではありません。セミリタイアしたのは十分な収入があったからではなく、もう会社員を続ける事に耐えられなかったからです。30代で無職になった私は、逃げるようにして会社を辞めて実家に戻りました。
実家に戻りさえすれば、とりあえず食費と家賃を払わなくて良いからです。この時期は本当に辛くて、生活が苦しい中で大学まで行かせてくれた母親を思うと、申し訳ない気持ちで夜には涙が止まりませんでした。
私には、誰よりも株式投資もビジネスの才能がないのは明らかです。
ネットビジネスでようやく月1万円を超えたのは、ブログを始めから1年11ヶ月です。また、1人で生活できるだけの収入を得るのに2年9ヶ月も要しています。過去10年間の投資の損失額は200万円以上です。いくつかの幸運や人々の助けがあり、ようやく生活できるだけの収入を得られました。
しかし、20年のコロナ危機で収入が激減し、再び大きな試練が与えられます。
ただ、結果的にこの苦境は私にとって大きく成長する機会になりました。米国株で成功した事で、20年以降の資産は加速度的に増えていますね。ネットの収入もあるが、投資だけで800万円以上の利益が出ています。この苦境を乗り越えられたのも、私の実力ではなく本当に運が良かったに尽きます。
私が短期間に資産を2.5倍に増やせたのは、単純に好相場に支えられていたからです。
コロナで相場が激しく動いている時は、日々の値動きに付いていけず毎日パニック状態でした。しかしながら、投資の知識を付けた後に当時を振り返ると、教科書通りの「金融相場」だった事が分かります。金融相場とは、不景気の中で発生する経済実態が伴わない株高です。
3月に最安値6860ドルを付けたNASDAQは、すぐ後に急騰し10ヶ月で1.9倍も上昇しています。過去10年負け続けた私が短期間で成功できたのは、好相場の流れに乗れたからです。
もしも、この期間に資産を減らした人は、正しい投資のやり方を知らないせいで、本来得られるはずの利益を大幅に逃しています。21年は「金融相場+業績相場」で、20年よりも大きな強気相場に突入すると言われています。業績相場とは、政府の財政支出で持ち直した実体経済に応じた株高です。
ただし、私たちに残されている時間は多くはありません。
なぜならば、株式市場は未来を予測して動くため、FRBが利上げする前に崩れる可能性があるからです。早ければ、21年の中盤前には強気相場が終わります。08年から長く続いた強気相場終われば、その反動で今後10〜20年は弱気相場になる可能性が高いです。
だからこそ、私たちは1日も早く投資手法を身につけて、いますぐに資産を増やす必要があります。私の場合だが、好相場に1ヶ月乗り遅れれば、月100万円以上の利益を逃す事になります。投資手法は1日でも早く習得することを考えた方がいいですね。
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