Huyaの四半期決算|ゲーム動画配信でシェア1位で45%

Huya(NYSE:HUYA、HKG:なし)は、ゲーム動画配信サービスで中国1位のシェアを持ちます。中国は米国と並んで世界最大のゲーム大国で、市場規模は365億ドルにも及びます。中国のゲーム市場は急速に拡大を続けるため、動画配信を提供するHuyaの売上高も右肩上がりで増えていますね。

  • 「売上高は4年で100倍になるも、株価は安く抑えられている…」
  • 「27年に米国GDPを超えるなら、間違いなく中国株は買いだ…」
  • 「米中対立や反資本主義など、中国株に投資するのはリスクが高い...」

Huyaは14年にサービス開始したゲームに特化した中国の動画配信の会社です。以前はYYグループ(歓衆時代)に属していたが分離し、現在はテンセントが50%の筆頭株主となっています。中国のゲーム動画配信市場ではシェア1位で45%を獲得しています。

しかしながら、個人的にはHuyaは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、売上高成長率は高いが、営業利益が低く未成熟な業界と企業だからです。営業利益率は改善傾向にあるものの19年で3.1%しかありません。これは、ゲーム動画配信市場は新興市場で競争が激しい分野だからです。

Huyaは、業界2番手のDouyuと合弁するという話があります。

両者が合弁すれば、ゲーム動画配信の82%を取ります。市場を独占する事で、低い利益率も急速に改善する可能性が高いですね。ゲーム動画配信は急速に拡大している市場なので、営業利益率が10%を超えたら長期で投資するのも悪くないかもしれません。

Huyaの投資判断したい人向け
  1. Huyaの4半期決算(2020年7-9月)は?
  2. Huyaの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 業界シェア1位でも、Huyaに投資すべきではない理由は?

Huya(HUYA)の四半期決算は?

YYの過去四半期の決算を紹介します。

20年1Q決算(2020年3月31日)

第1Q決算の内容は...
  1. 売上高:24.11億元(前年比+47
  2.  Live streaming:22.74億ドル(+46%
  3.  Advertising and Others:1.37億ドル(+75%)
  4. 営業利益:1.33億元(4.75
  5. 純利益:1.71億元(+86%
  6. 1株当たり利益:0.73元(2.7倍)

20年2Q決算(2020年6月30日)

第2Q決算の内容は...
  1. 売上高:26.97億元(前年比+34
  2.  Live streaming:25.65億ドル(+33%
  3.  Advertising and Others:1.32億ドル(+50%)
  4. 営業利益:2.01億元(3.0
  5. 純利益:2.26億元(+86%
  6. 1株当たり利益:0.96元(+82%)

Huyaは14年にサービス開始したゲームに特化した中国の動画配信の会社です。以前はYYグループ(歓衆時代)に属していたが分離し、現在はテンセントが50%の筆頭株主となっています。中国のゲーム動画配信市場ではシェア1位で45%を獲得しています。

20年の売上高は前年比34%増で26.97億元、営業利益は3倍で2.01億元です。ゲーム業界はコロナの恩恵を受け、1Qと2Qは高い前年比ですね。営業利益率は7%と依然として低いが、前年と比較して大きく改善できています。

20年3Q決算(2021年1月末)

2021年1月末に公開予定。

では、Huyaの売上高や営業利益の10年間の推移はどうでしょうか。

Huya(HUYA)の10年間の損益計算書は?

Huyaは2018年に16ドルで、NYSEに上場しています。上場後に最高値46ドルを付けるも、その後株価は低迷しています。コロナ後の20年10月は22ドル前後で推移していますね。業績に対して株価が伸びていないのは、米中貿易摩擦など中国株の追い出しリスクがあるからです。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の売上高を見ると、爆発的に売上高が急増している事が分かりますね。わずか4年間で売上高は10倍まで急拡大しています。ただし、営業利益率は改善傾向にあるも、20年時点でも5.1%と低いです新しく誕生した新興市場もあり、業界トップでもあまり利益は出ていません。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

過去10年間のBPS(1株あたり純資産)もEPS(1株あたり純利益)です。新しくビジネスを開始した事もあり、投資判断に十分な数値は示せていません。ただし、設立してから5年だけなのに、既にEPSが黒字に転換した点は高く評価できますね

ゲーム動画配信は拡大を続けるため、今後も伸びる可能性は高いです。

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

過去10年間のCFを見ると、営業CFもフリーCF(営業CF−投資CF)も拡大傾向にあります。投資CFが少ないのは、SaaS系企業で設備投資が少額で済むからです。ネットワーク効果が働くビジネスモデルで、ユーザー数が増えても事業コストは増えません

そのため、安定してキャッシュを稼ぐ事ができます。では、私たち投資家はHuya株をどのように判断したら良いのでしょうか?

Huya(HUYA)に投資する上で注目ポイントは?

Huyaに投資する上で注目すべきポイントを紹介します。Huyaはゲーム関係のライブ配信に特化した会社です。ゲーム実況市場やeスポーツ市場が拡大すれば、Huyaの売上高も右肩上がりで増えます。

注目1:HuyaとDouyuの合弁で市場シェアは82%?

参考:ゲーム動画配信HuyaとDouyuに合併を提案

中国のゲーム市場は米国と並んで世界最大で、365億ドルもあります。

そのため、ゲーム実況などの動画配信も急成長で拡大しています。中国のゲーム動画配信市場は、「Huya(虎牙)」が1位で45.9%、「Douyu(闘魚)」が2位で36.5%で拮抗していますね。近年、この2社が合弁する可能性があります。

両者の筆頭株主がテンセントで、この2社に合弁を提案しているからです。

テンセントは中国で2番手のハイテク企業で、ゲーム開発の売上高は世界1位です。この2社が合弁した場合、市場シェアは82.4%、3億ユーザを持つゲーム動画配信会社が誕生します動画配信を1社が独占するため、強力なライバルが減り利益率の改善が見込まれますね。

ゲーム実況分野では、若者から高い支持を得ている「bilibili」やショート動画アプリ「快手(kwai)」も市場を狙っているため、ライバル企業を牽制する効果もあります。

では、中国のゲーム実況市場はどれくらいの規模があるのでしょうか?

注目2:ゲーム実況市場は22年に341億元まで拡大?

参考:中国ゲーム実況市場規模(出典:iResearch)

中国のゲーム実況市場は、高い成長率を予想しています。

18年時点の市場規模は131.9億元、22年には341億元まで拡大すると言います成長率は年々低下するも、20年で32.6%と高いですね。他にも、eスポーツ市場も盛り上がっています。eスポーツ市場は20年に9.74億ドル、23年には15億ドルまで拡大すると言います(参考:グローバルeスポーツマーケットレポート2020)。

世界的にゲーム市場は急成長しているため、動画配信も追随しますね。では、Huyaのサービスを利用するユーザーはどれくらいいるのでしょうか?

注目3:MAUは3年で93%増で1.5億人に到達?

(万人) 17Q1 18Q1 19Q1 20Q1
MAU全体 7,800 9,290 11,801 15,130
MAUアプリ 3,320 4,150 5,390 7,470
課金ユーザー数 250 340 540 610

平均月間アクティブユーザー数(MAU)の年間推移です。

Huyaは順調にユーザー数を増やしている事が分かります。3年前と比較して、MAU全体は93%増で1億5130万人、MAUアプリは2.25倍で7470万人、課金ユーザー数は2.44倍で610万人が利用しています。

既に、日本の人口よりも多いユーザーがHuyaを利用している事が分かります。20年1Qに収益が46.5%増加したのは、1人あたり平均支出と課金ユーザー数が増えたからだと言います。コロナによる経済封鎖は、ゲーム業界にとっては追い風になりますね。

では、ライブストリーミング市場全体では、Huyaはどの位置に属するのでしょうか?

注目4:ライブストリーミング企業の売上高推移は?

参考:3分でわかる「中国ライブストリーミング」

ライブストリーミング企業の売上高の推移です。

売上高が大きいのは、女性が歌うHUYAや出会い系Momoのサービスですね。ゲーム配信のHuya(虎牙)とDouyu、それからアニメやエンタメ系のbilibiliは半分程度しかないです。ただし、若い女性や出会い系ライブ動画は、中国当局の規制も受けやすくリスクが高いと言えます

投資家はHuya株を購入するべきか?

Huya株に投資すべきでない理由は...
  1. 売上高は急拡大するも、営業利益率は3.1%と低い
  2. 新しい市場の新興企業のため、BPSやBPSはまだ安定しない
  3. 筆頭株主のテンセントの提案で、2番手のDouyuと合弁するかも
  4. 大手2社が合弁しても、参入障壁は低くライバル企業は多い
  5. ライブ配信で勢いがある企業が、市場参入を狙っている

中国は米国と並んで世界最大のゲーム大国で、市場規模は365億ドルにも及びます。中国のゲーム市場は急拡大し、ゲームに関する動画配信市場も同様に拡大し続けていますね。業界拡大に応じて、シェア1位であるHuyaの売上高も急成長しています。

しかしながら、現時点ではHuyaに投資したいとは思いません。

なぜならば、売上高成長率は高いが、営業利益はまだまだ低いからです営業利益率は改善傾向にあるものの19年で3.1%しかありません。これは、ゲーム動画配信市場は競争が激しく、シェア1位でも利益を取りにくい構造にあるからです。

Huyaに投資するならば、大手2社が合弁した後の方が良いですね。市場シェアの8割まで拡大する事で、どれくらい利益率を改善できるのか注視する必要があります。

まとめ:Huya(HUYA)の四半期決算は?

Huya株の特徴は...
  1. 2014年にサービス開始、ゲーム動画配信の新興企業
  2. YYグループから独立し、ゲーム動画配信でシェア1位である
  3. テンセントが50%の筆頭株主で、効率良く集客に成功してる
  4. 業界2番手でテンセント配下のDunyuと合弁する予定である
  5. 売上高は急拡大するも、営業利益率は3.1%と低い
  6. 大手2社が合弁しても、参入障壁は低くライバル企業は多い

Huyaは14年にサービス開始したゲームに特化した中国の動画配信の会社です。以前はYYグループ(歓衆時代)に属していたが分離し、現在はテンセントが50%の筆頭株主となっています。中国のゲーム動画配信市場ではシェア1位で45%を獲得しています。

しかしながら、個人的にはHuyaは投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、売上高成長率は高いが、営業利益が低く未成熟な業界と企業だからです。営業利益率は改善傾向にあるものの19年で3.1%しかありません。これは、ゲーム動画配信市場は新興市場で競争が激しい分野だからです。

Huyaは、業界2番手のDouyuと合弁するという話があります。

両者が合弁すれば、ゲーム動画配信の82%を取ります。市場を独占する事で、低い利益率も急速に改善する可能性が高いですね。ゲーム動画配信は急速に拡大している市場なので、営業利益率が10%を超えたら長期で投資するのも悪くないかもしれません。

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