ドラフトキングス四半期決算|3Q売上高42%増だが損失額は5倍

世界のオンライン賭博市場は年率11%で拡大する成長産業です。賭博を積極的に解放しているニュージャーシー州では、前年比で62%も拡大していますコロナで自宅で過ごす時間が増えれば、オンライン賭博は加速度的に拡大すると予想できます。

  • 年率11%で拡大するなら、オンラインカジノに投資した方がいい…」
  • 「コロナで自宅滞在が増えれば、オンライン課金が増えるはずだ…」
  • 「税収拡大を見込み、全米で賭博を合法化する州が増えるはずだ…」

ドラフトキングスは、2012年に設立したオンラインギャンブルをスマホで提供する会社ですゲーム技術を提供するSBテックと統合し、2019年12月に企業価値約33億ドルで上場しました。主力事業はオンライン賭博の「Fantasy Sports」「Sports Book」「iGaming」があります。

年率11%で拡大する成長産業だが、20年時点では投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、営業損益が売上高の2倍を超え、あまりにも赤字幅が大きすぎるからです。上場したばかりで豊富な資金はあるが、赤字経営を脱却できる保証はありません。また、オンラインギャンブルは欧州市場が遥かに大きく、米国企業の競争優位性は高くはありません

ただし、将来的に見たら米国の賭博は有望な市場なのは間違いありません。

賭博に積極的なニュージャーシー州では、年率25%で拡大し19年は前年比で62%増ですオンラインのスポーツベッティングを合法化したのは14州だけで、残りの36州を考えると伸び代が高い分野でもあります。コロナによる経済危機で、税収増を目的に合法化に動く州も増えますね。

オンラインギャンブルに投資するならば、今後の合法化の流れや決算を見た上で判断したいですね。

ドラフトキングスの投資判断したい人向け
  1. ドラフトキングスの4半期決算(2020年4-6月)は?
  2. ドラフトキングスの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 米国の賭博市場は成長産業だが、リスクが高い理由は?

ドラフトキングス(DKNG)の四半期決算は?

ドラフトキングスの四半期の決算を紹介します。

第2Q決算(2020年6月30日)

第2Q決算の内容は...
  1. 売上高:7093万ドル(前年比+23%
  2. 営業利益:−16044万ドル(前年度−2853万ドル
  3. 純利益:−16144万ドル(前年度−2811万ドル
  4. 1株当たり利益:−0.55ドル

ドラフトキングスは、2012年に設立したオンラインギャンブルを提供する会社です。ゲーム技術を提供するSBテックと統合し、2019年12月に企業価値約33億ドルで上場しました。

20年2Qの売上高は前年比23%増の7093万、対して営業利益は16144万ドルの赤字でした。前年同期比よりも、赤字幅が大きく拡大している事が分かりますね。

米国のスポーツ賭博市場は成長産業で、合弁が相次いでいます。ファンタジースポーツでドラフトキングスのライバルである「ファンデュエル」も2018年にアイルランドの「パディ・パワー・ベットフェア」に身売りしています。

第3Q決算(2020年9月30日)

第3Q決算の内容は...
  1. 売上高:1.32億ドル前年比+42%
  2. 営業利益:−3.48億ドル(前年度−6,743万ドル
  3. 純利益:−3.47億ドル(前年度−6,262万ドル
  4. 1株当たり利益:−0.55ドル

20年3Qの売上dかあは前年比42%増で1.32億ドル、営業利益はマイナス3.48億ドルでした。売上高は順調に増加を続けるも、それよりも早いペースで損失額が膨らんでいますね。3Qの営業損失は前年比の5倍以上です

ドラフトキングスが黒字化する見通しは全くないですね。

第4Q決算(2020年10月)

2020年10月に公開予定。

では、ドラフトキングス社の売上高や営業利益の10年間の推移はどうなっているのでしょうか?

ドラフトキングスの10年間の損益計算書は?

ドラフトキングス株は、2019年12月に10ドルで上場しました。2020年6月に最高値の43ドルを付け、現在は35ドル前後で推移しています。

ドラフトキングスは、最近上場した事もあり過去の決算データがありません。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

データなし

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

データなし

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

データなし

では、ドラフトキングスに投資する上で、私たち投資家はどのように判断したら良いのでしょうか?

ドラフトキングスに投資する上で注目ポイントは?

ドラフトキングスに投資する上での注目ポイントを紹介します。

注目1:ドラフトキングスの3つの賭博ビジネスは?

ドラフトキングスは、2012年に設立したオンラインギャンブルを提供する会社です。ゲーム技術を提供するSBテックと統合し、2019年12月に企業価値約33億ドルで上場しました

同社は18年8月に、ニュージャージー州でDraftKings Sportsbookを立ち上げ、州で最初の合法的なモバイルスポーツオペレータになります。その後は、ウェストバージニア州、ペンシルベニア州、インディアナ州でモバイルスポーツ賭博事業を開始しています。

ドラフトキングスは、3つの賭博事業を抱えています。

「Fantasy Sports」は、現実世界のサッカー選手や野球選手を自分で選んで作り、他の参加者が作るチームリアルマネーを賭けて1シーズン戦います。「Sports Book(スポーツベッティング)」は、サッカーや野球などスポーツに関する試合毎の勝敗に賭けられます。

「iGaming」はオンライン上で遊べるカジノです。リアル店舗のカジノと同様に、ブラックジャックやルーレットで賭けができますね。

各事業の売上を公開してないが、主力ビジネスはFantasy Sportsです。米国でFantasy Sportsは、ドラフトキングスと「FanDuel」の2社で市場を独占しています両社は合弁に同意していたが、市場シェア90%を占めるため連邦取引委員会によって拒否されました。

2017年でDraftKingsのユーザー数は800万人、19年は1200万人まで増えています。しかしながら、ユーザー1人当りの売上高は月41ドルと多くはないです。

では、賭博が拡大している米国のオンラインギャンブル市場は、どれくらいの規模になるのでしょうか?

注目2:米国オンラインギャンブル市場は年率11%で拡大?

参考:Online Gambling Market Size, Share & Trends Analysis Report By Type

米国のオンラインギャンブルは、年率11%で拡大する成長産業です。

2020年の市場規模は596億ドル、27年には1273億ドルまで拡大すると予測しています。しかしながら、カジノと比較すると市場規模はまだまだ小さいです。18年時点で世界のカジノ市場は1800億ドル、日本のパチンコ市場は1900億ドルあります(参考:世界のカジノ市場18兆円)。

ドラフトキングスの資料によると、20年のリアルカジノ市場は4000億ドルです

そう考えると、2027年後もオンラインギャンブルはまだまだ拡大の余地が大きいと言えますね。コロナウイルス による経済自粛や自宅待機が続けば、オンラインギャンブル市場が加速する可能性も高いです。スマホ1台でできるオンライン市場は、リアル賭博の市場を奪う形で拡大しますね。

では、世界的にはオンラインギャンブルの市場はどれくらいあるのでしょうか?

注目3:オンラインギャンブル市場はEUが49%を占める?

参考:Europe is a world leader in digital entertainment

オンラインギャンブル市場で、最もシャアが高いのはEU28カ国です。

EU28カ国だけで全体の49.2%、次にアジアと中東で27.8%、次に北米の11.2%と続きます。北米は州によってギャンブルを禁止しているため、意外と市場規模は大きくないですね。今後米国市場は税収増加を見込んで、賭博を解放する州が増えると予想されています

パチンコ市場が大きい日本でも、カジノの合法化が国会で議論されていますね。

EU28で人気が高いオンラインギャンブルは、スポーツベッティングで42.5%、次に多いのがカジノで32.4%と続きますサッカー大国であるヨーロッパは、スポーツベッティングの過半数近くがサッカーです。ヨーロッパサッカーは、巨大な賭博市場だとも言えますね。

では、オンラインギャンブル会社の上位10社を見てみましょう。

注目4:米国企業で上位10社に入るのは1社だけ?

参考:Top 10 Online Gambling Companies in the World

オンラインギャンブルでシャア獲得している上位10社です。

上位10社を見ると、賭博市場が最も大きいヨーロッパが7社もランクインしています。米国企業でランクインしてるの、ナスダックに上場している「Scientific Games」1社だけです。オンラインギャンブルというカテゴリーでは、ドラフトキングは上位10社圏外です

市場規模が大きいギャンブル市場は、ライバルが多い点にも注意が必要ですね。

オンラインギャンブルに投資する上では、ニュージャジー州の動向が重要です。なぜならば、米国で最もギャンブルに積極的なのはニュージージー州だからです。大幅な税収増を見込める賭博ビジネスは、他の州も追随する可能性が高いですね。

注目5:ニュージャーシー州は年率23%で拡大してる?

参考:Draftkigns analyst day presentation

ドラフトキングスが最初にモバイル賭博を始めたのは、ニュージャーシー州です。同州のiGaming(オンラインカジノ)市場は年率25%で拡大し、19年には62%増で4.83億ドルに達しています。同州の伸び率を考慮すると、米国のiGaming市場は210億ドルのポテンシャルがあります。

賭博ビジネスは州によって決まるため、合法化されてない地域も多いです。

ドラフトキングスの資料によると、スポーツベッティングが合法なのは全50州のうち21州だけです。その中で、オンラインの賭けが許可されてるのは14州です。人口比にすると、全米の24%に過ぎません。以上を踏まえると、ドラフトキングスの課題は多いと言えるし、まだまだ伸び代があるとも言えます

ドラフトキングスに投資するならば、今後の州による合法化の流れを見る必要があります。

投資家はドラフトキングス株を購入するべきか?

ドラフトキングス株を購入すべきでない理由は...
  1. 赤字経営で営業損益は、売上高の2倍以上におよぶ
  2. 19年12月に上場し、過去の決算書やCF書がない
  3. 年率11%で拡大する産業だが、ライバル企業が多い
  4. 米国よりも、市場が大きい欧州企業に競争優位性がある

個人的には、20年8月時点では積極的に投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、営業損益が売上高の2倍を超え、あまりにも赤字幅が大きすぎるからです。年率11%で成長を続けるオンラインギャンブル市場は魅力だが、ライバル企業が多い点も懸念材料です。ドラフトキングスは上場したばかりで豊富な資金はあるが、赤字経営を脱却できる保証はありません

オンラインギャンブルに投資するならば、今後の決算の動向や合法化を見た上で決めたいですね。

具体的には、「Fantasy Sports」、「Sports Book」、「iGaming」事業でそれぞれシェアを拡大し、黒字化に成功する必要があります。現時点でドラフトキングスに投資するのはリスクが高いですね。

まとめ:ドラフトキングス(DKNG)の四半期決算は?

ドラフトキングスの注目ポイントは...
  1. 12年に設立し19年に上場した、オンラインカジノを提供する
  2. Fantasy Sportsが強みで、2社で米国市場を独占している
  3. 赤字経営で営業損益は、売上高の2倍以上におよぶ
  4. 年率11%で拡大する産業だが、ライバル企業が多い
  5. 米国よりも、市場が大きい欧州企業に競争優位性がある
  6. 世界オンラインギャンブルでは、上位10社に入っていない

米国賭博市場は年率11%で拡大してるが、20年時点では投資したい銘柄ではありません。

なぜならば、営業損益が売上高の2倍を超え、あまりにも赤字幅が大きすぎるからです。上場したばかりで豊富な資金はあるが、赤字経営を脱却できる保証はありません。また、オンラインギャンブルは欧州市場が遥かに大きく、米国企業の競争優位性は高くはありません

ただし、将来的に見たら米国の賭博は有望な市場なのは間違いありません。

賭博に積極的なニュージャーシー州では、年率25%で拡大し19年は前年比で62%増ですオンラインのスポーツベッティングを合法化したのは14州だけで、残りの36州を考えると伸び代が高い分野でもあります。コロナによる経済危機で、税収増を目的に合法化に動く州も増えますね。

オンラインギャンブルに投資するならば、今後の合法化の流れや決算を見た上で判断したいですね。

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