ロイヤリティ・ファーマの四半期決算|3Q売上は前年比15%増

ロイヤリティファーマは、米国で最も注目されているIPO銘柄です。2020年6月にナスダックに上場する時点で営業利益率は100%を超え、2%の配当利回りも見込んでいますバイオ医薬品の投資会社で安定した特許収入を得られる銘柄を、私たち投資家は保有すべきでしょうか?

  • 「安定してロイヤリティ収入があるなら、いま投資した方が良い…」
  • 「赤字のハイテク株と違い、上場時点で営業利益率が100%超えてる…」
  • 「製薬業界は景気動向の影響を受けず、コロナでも安心して保有できる…」

ロイヤリティファーマ株は、長期で保有したい銘柄のひとつです。

なぜならば、景気動向の影響を受けず、安定して収入を得られる特許ビジネスだからです。研究開発が膨大に掛かる製薬業界で、研究開発費や設備投資を必要としません。競争が激しい製薬業界に置いて利益率が圧倒的に高く、19年度の決算では100%を超えています

赤字決算でIPO上場を続けるハイテク銘柄とは、一線を画している事が分かります。

ロイヤリティファーマの長期見通しによると、年間成長率は6〜9%を見込んでいます処方薬市場は年間7%で成長しているため、十分と言える成長率ですね。特許期間が15年もあり42薬品ものロイヤリティ収入を得るため、極めて安全で確実性が高い銘柄だとも言えますね

無理に不満をあげるとしたら、劇的な成長率が見込めないため面白みに欠けることです。

ロイヤリティファーマの投資判断したい人向け
  1. ロイヤリティファーマの4半期決算(2020年4-6月)は?
  2. ロイヤリティファーマの過去10年間の売上高や営業利益は?
  3. 年間成長率が6〜9%、営業利益率が100%超えの優良銘柄?

ロイヤリティファーマ(RPRX)の四半期決算は?

ロイヤリティファーマの四半期決算を紹介します。

第2Q決算(2020年6月30日)

第2Q決算の内容は...
  1. 売上高:5.11億ドル(前年比+11%
  2.  Income from financial royalty assets:4.74億ドル(+13%
  3.  Revenue from intangible royalty assets:0.33億ドル(−6%)
  4.  Other royalty income:0.03億ドル(−40%)
  5. 営業利益:4.09億ドル+24%
  6. 純利益:4.42億ドル2.9倍

ロイヤリティファーマは、1996年に設立し2020年に上場しました。バイオ医薬品の特許を売買し、ロイヤリティ収入を得ている会社です。

2Qの売上高は前年比11%増で5.11億ドル、営業利益は前年比24%増で4.09億ドルです。利益率が高い特許ビジネスで、営業利益率は80%を超えていますセグメント別の売上高を見ると、ロイヤリティ収入だけで売上が構成されています。

第3Q決算(2020年9月30日)

第3Q決算の内容は...
  1. 売上高:5.38億ドル(前年比+15%
  2.  Income from financial royalty assets:4.99億ドル(+16%
  3.  Revenue from intangible royalty assets:0.35億ドル(+9%
  4.  Other royalty income:0.05億ドル(2.5倍
  5. 営業利益:5.11億ドル(−4%
  6. 純利益:4.42億ドル(−29%

20年3Qの売上高は15%増で5.38億ドル、営業利益は4%減で5.11億ドルでした。営業利益や純利益は下げたが、問題ない業績内容ですね。

第4Q決算(2021年2月)

2021年2月に公開予定。

では、ロイヤリティファーマ社の売上高や営業利益の10年間の推移はどうなっているのでしょうか?

ロイヤリティファーマの10年間の損益計算書は?

ロイヤリティファーマは、2020年6月に上場した会社です。上場時の株価は44ドル、最高値で52ドルをつけるも、8月は40ドル前後で推移しています。

ロイヤリティファーマの損益計算書やキャッシュフローを紹介します。

その1:売上高と営業利益の10年間の推移は?

過去10年間の売上高を見ると、成長率は大きくないが順調に拡大している事が分かりますね。驚く事に売上高以上に営業利益の方が大きく、営業利益率は19年で146%ですロイヤリティ収入の会社は、売上高よりも現金領収書など、お金の流れを見る方が実態を表しています。

その2:BPSとEPSの10年間の推移は?

直近のBPS(1株あたり純資産)は、20年しかデータがないため判断できません。EPS(1株あたり純利益)は、良好に推移しているとは言えないですね。EPSが減少傾向にある理由は、19年に利益率が高い大型製薬の3つの特許が切れたからだと予想できます

その3:営業CFと投資CFの10年間の推移は?

設備投資など投資CFが高い製薬業界において、ロイヤリティファーマはかなり特殊なビジネスだと言えますね。ロイヤリティファーマは、製薬の開発を行わないため投資CFはゼロです。そのため、営業CFとフリーCF(営業CF−投資CF)は常に等しくなります

利益率が高く競争力が高いビジネスモデルだと言えますね。では、ロイヤリティファーマに投資する上で、私たち投資家はどう判断すれば良いのでしょうか?

ロイヤリティファーマに投資する上で注目ポイントは?

ロイヤリティファーマに投資する上で、注目すべきポイントを紹介します。

注目1:2020年に最も期待されているIPO銘柄?

ロイヤリティ・ファーマのビジネスモデルは...
  1. バイオ医薬品のロイヤリティを購入し、新薬の特許に投資する会社
  2. 大学や研究病院など、新薬を開発しない研究機関から特許権を買い取る
  3. 購入した特許を研究開発機関に販売、売上高の一部をロイヤリティとして得る
  4. 20年8月時点で、45薬品のロイヤリティを保有している
  5. 45薬品のうち22薬品が、「ブロックバスター」と呼ばれるヒット商品
  6. 新薬の特許の売買するだけで、研究開発費や設備投資は発生しない
  7. 従業員は35名、博士号を持つ専門家でアナリスト経験がある人材

ロイヤリティファーマは、新薬の特許を売買する投資会社です。

大学やリサーチ病院など、新薬開発を目的にしていない研究団体から特許を買い取ります大学やリサーチ病院は新薬開発が本業ではないが、研究過程で新薬に役立つ実験結果を得られる事があるからです。買い取った特許は製薬会社に販売し、売上高の一部をロイヤリティ収入として受け取ります

新薬特許ビジネスは、実際に研究開発する訳ではありません。そのため、研究開発費用や設備投資が膨大な製薬業界に置いて、営業CFが掛からない特殊なビジネスでもあります。

20年8月時点で、45薬品のロイヤリティを保有しています。45薬品の中で「ブロックバスター」と呼ばれるヒット商品は22です大手製薬会社でも5〜7程度しかなく、ロイヤリティファーマの目利きは確かだと言えますね。

ロイヤリティファーマのビジネスモデルの詳細は、ダイヤモンド広瀬隆雄さんの記事を参考にしています(参考:米国株で今年一番の注目IPO「ロイヤリティ・ファーマ」を解説)。

では、ロイヤリティファーマの売上高はどのように推移しているのでしょうか?

注目2:現金領収書は右肩上がりで前年比24%増?

参考:Q2 2020 Financial Results

公式サイトの決算資料から、19年と20年の調整後の現金領収書の推移です。ロイヤリティ収入が本業なので、売上高推移よりも権利収入の流れを見る方が実態を適切に表しています

四半期毎に若干の変動はあるけれども、かね右肩上がりで成長している事が分かりますね。20年2Qの現金領収書の伸び率は、前年比で24%の増加です本業であるロイヤリティ収入は、しっかりと成長軌道にある事が分かりますね。

ただし、必ずしも売上高が毎年順調に成長する訳ではありません。

特許の期限が15年単位で来る点に注意する必要があります。2019年は大型の3薬品の特許が切れたことで、売上高は前年比で減少しています。特許が切れるタイミングが重なれば、今後も成長率が鈍化する期が必ず来ます。

では、どれくらいのペースでロイヤリティファーマは成長できるのでしょうか?

注目3:長期の年間成長率は6-9%を見積もっている?

参考:Q2 2020 Financial Results

ロイヤリティファーマの長期展望では、年間6-9%の成長率を期待しています

特許ビジネスモデルは、安定して収入を得られる上に将来の見通しが立てやすいです。ロイヤリティ収入は、期限が切れるまで継続して収入を得られるからですね。既存のロイヤリティ収入を得る上に、さらに新しい特許を加えることで売上高増に貢献できます

製薬業界は経済危機の影響も受けず、不況でも安定して収入を得られますね。業績見通しが立てられるため、2020年6月に上場したにも関わらず、2%の年間配当金も設定しています。

投資家はロイヤリティファーマ株を購入するべきか?

ロイヤリティファーマ株を購入すべき理由は...
  1. 景気の影響を受けず、安定してロイヤリティ収入を得られる
  2. 過去3年間の営業利益率が、60〜140%で推移してる
  3. 研究開発や設備投資がなく、投資CFが存在しない
  4. 特許獲得した45薬品のうち、22薬品がヒット商品になった
  5. 従業員は少数精鋭で、博士号を持つ専門家でアナリスト経験者
  6. 2020年に上場で、すでに2%の配当金を出している

個人的には、ロイヤリティファーマ株は長期で保有したい銘柄です。

なぜならば、景気動向の影響を受けず、安定して収入を得られる特許ビジネスだからです。研究開発が膨大に掛かる製薬業界で、研究開発費や設備投資が必要ない特殊なビジネスモデルです。そのため、投資CFはゼロで、直近の営業利益率は100%を超えています

2020年に上場したにも関わらず、すでに2%の配当金を出しています。

ロイヤリティファーマの長期見通しによると、年間成長率は6〜9%を見込んでいます処方薬市場は年間7%で成長しているため、十分と言える成長率ですね。

ただし、2020年や21年はハイテク関連銘柄が大きく上昇するボーナス期間です。ロイヤリティファーマに投資するよりも、ハイテク関連に資金を振り分けた方が良さそうです。ロイヤリティファーマを保有するのは、経済成長が鈍化し始めたタイミングの方が良いかもしれないですね。

まとめ:ロイヤリティファーマの四半期決算は?

ロイヤリティファーマの注目ポイントは...
  1. 96年に創業し20年に上場、医薬品の特許を売買する投資会社
  2. 特許ビジネスで利益率が高く、19年の営業利益率は146%だった
  3. 20年8月時点で、45薬品のロイヤリティを保有している
  4. 45薬品のうち22薬品が、「ブロックバスター」と呼ばれるヒット商品
  5. 新薬の特許の売買するだけで、研究開発費や設備投資は発生しない
  6. 従業員は35名、博士号を持つ専門家でアナリスト経験がある人材
  7. 2020年に上場で、すでに2%の配当金を出している

ロイヤリティファーマ株は、長期で保有したい銘柄のひとつです。

なぜならば、景気動向の影響を受けず、安定して収入を得られる特許ビジネスだからです。研究開発が膨大に掛かる製薬業界で、研究開発費や設備投資を必要としません。競争が激しい製薬業界に置いて利益率が圧倒的に高く、19年度の決算では100%を超えています

赤字決算でIPO上場を続けるハイテク銘柄とは、一線を画している事が分かります。

ロイヤリティファーマの長期見通しによると、年間成長率は6〜9%を見込んでいます処方薬市場は年間7%で成長しているため、十分と言える成長率ですね。特許期間が15年もあり42薬品ものロイヤリティ収入を得るため、極めて安全で確実性が高い銘柄だとも言えますね

無理に不満をあげるとしたら、劇的な成長率が見込めないため面白みに欠けることです。

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